黄色くなった梅でも大丈夫。完熟梅で作る甘い梅シロップ。

完熟梅シロップキャッチ画像 暮らし

前回、東谷山フルーツパークで採った梅狩りで梅シロップを作りました。



梅狩りで採った梅は約2キロ。実は半分の梅1キロ分は残しておいて追熟させました。
青梅で作るシロップもスッキリさっぱり美味しいですが、完熟した梅で作る梅シロップも芳醇でフルーティー。こちらもとても美味しいのですよ。
黄色くなった梅、どうしよう?と悩んでいませんか?是非、梅シロップを作ってみてください。

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梅の追熟の仕方

梅は洗いません。綺麗なカゴやザルに重ならないように青梅を並べ、新聞紙を上に軽く乗せて直射日光が当たらない冷暗所に置きます。

梅から水分が蒸発するので防ぐために新聞紙は必ず必要です。水分が抜けた梅はシワシワになってしまいます。

3~5日位で黄色くなり甘い香りが漂ってきます。
梅の状態や品種、天候によって日数は前後するので目安としてください。

追熟して黄色くなったら芳醇な香りが部屋中にふんわり広がり、ちょっと贅沢で幸せな気持ちになりますよ。傷んでいるものは除けておきます。

黄色い梅

黄梅の梅シロップの作り方

前回ご紹介した梅シロップの作り方と一緒で、水気をよくきった梅と同量の氷砂糖を密封できる瓶にいれ、一日に数回瓶を振って梅のエキスがでたら完成。

ただ完熟梅は青梅に比べて発酵しやすくカビができやすいと言われているので注意が必要です。
私はいつも気持ち多めに酢を入れたり瓶を振る回数を増やしたりしています。

もし発酵してしまったら?

発酵とは梅についている酵母が糖分を餌に活発に動き出すことをいいます。発酵してしまったら炭酸ガスを発生させるので、シロップが白く泡立ち少し濁るのですぐわかります。初めて見たときはびっくりするけど大丈夫。発酵は過熱によって止めることができます。

琺瑯かステンレス・土鍋などに発酵した梅シロップを入れ沸騰させないように火を入れます。その時アクがでるので取り除き、冷めたらまた瓶に戻します。抽出されていない梅も戻してください。しわしわになった梅はエキスが出きっているのでそのまま処分して大丈夫です。

×梅仕事に金属はNG。金属製の鍋は使わないようにしましょう。×沸騰したらせっかくの風味が飛んでしまいます。お気をつけください。

梅シロップ初日→7日後

こちらは黄梅を漬けて1日目。

梅シロップ

7日目です。だいぶエキスが上がってきましたが、梅雨時期で連日雨ばかりのため気温が低いので砂糖の溶けが遅いです。

梅シロップ

17日後

梅シロップ

梅のエキスがでて、実が萎んできました。しかし底に氷砂糖が若干残っているのでもう少し置いておきます。

今年作った梅シロップ

今年スーパーで購入した梅や梅狩りの梅で合計約4キロ分の梅シロップを作りました。
ちなみに毎年3キロ~4キロは仕込んでいます。

梅シロップ

1キロあたり大体800ml~1200ml位のシロップができます。(酢の量や砂糖の種類・梅の大きさでだいぶ前後します。)

梅4キロ分の梅シロップを作ったとして

1キロ = 約800ml × 4キロ分 = 約3200ml

3リットル越えは結構の量ですね。我が家は3人家族ですが毎日ゴクゴク飲むので夏(8月中旬)には全て飲み切ります。


残暑が厳しい9月には在庫がなくなり口寂しい時があるので、今年は梅が豊作で平年より安価で販売しているから、あと1キロは作ろうかなと画策しています。

青梅も完熟梅も、どちらで作ってもとても簡単で美味しいので好みの味を見つけてくださいね。

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