ひとりっ子育児の良い事と困った事。育て方のポイントと、将来の不安の解決策。

親子 暮らし

我が家はひとりっ子。6歳の男の子を育てています。

私が息子を産んだのは35歳。高齢出産のためかつわりと産後の肥立ちが悪く、そして初めての慣れない育児に苦労しました。

事情があって里帰り出産できず両実家に頼らないほぼワンオペ育児で新生児の世話は大変でしたが、それでも成長していく息子はとても可愛くて、自然にもう1人欲しいと考えました。

しかし残念ながら授かるご縁はなく、40歳を目途に2人目を諦め我が家はひとりっ子となりました。

みはちる
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この記事では、ひとりっ子ママになって6年目の私が感じたメリットデメリットや、ひとりっ子育児のリアルな気持ちと育て方のコツをお伝えします

こんな方におすすめの記事です。

・ひとりっ子育児中のママ

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ひとりっ子は可哀想?

周りの人や、ネットで言う人もいるので気になっている方も多いのではないでしょうか?
実際私も知りあった幼稚園ママさんに言われたことがありますが、でも私は断言できます。

いいえ。可哀想ではありません。

この世に生を受けて私の子供として出会えた事をとても嬉しく大切に思います。
兄弟がいなくて寂しい思いをさせているかもしれませんが、可哀想と思われることではありません。

幸か不幸かは他人にではなく子供自身が決めることです。将来「幸せだった。」と言って貰えるように親の私が頑張ろうと思っています。

ママと男の子

ひとりっ子育児は楽?

「ひとりっ子は楽でしょう?」

 みはちる
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私はこのセリフを実母に良く言われます。

確かに食事の用意や身の回りの世話、学用品の準備等はひとり分で済むから楽な部分もあるかもしれません。でもずっと相手をしているので体力的・心理的に辛い時もあります。

1人でも2人でも3人でも、子育てに楽なんてないですよね。

ひとりっ子の親は他にも「2人目はまだ?」など不用意な言葉を投げられ傷ついたことがあるママさんも多いかと思いますが、堂々と子育てをして欲しいと思います。

ひとりっ子ママ、私の気持ち

私はひとりっ子否定派でも肯定派でもありません。ただ、私は息子に兄弟を作ってあげたかったし、実現できなかったので後悔はしています。

息子が赤ちゃんの時に児童館で知り合ったママさん達が、次々に2人目を妊娠していた時は、置いていかれたような、負けたような、なんとも言えない悲しい気持ちに心を占拠されました。

テレビやネットのニュースで、私と同世代の芸能人の「2人目妊娠」を目にするたびに頭と心が真っ白になることも。高齢で自然に授かることができるなんて、羨ましくて仕方なかったです。

幼稚園では小さい子を見る機会が多かったので辛く感じることもありました。小学校に入ったら気持ちが楽になるかと思っていましたが、仲良く遊ぶ高学年低学年の兄弟を見るとやっぱり少し悲しくなってしまいます。

妊娠は難しい年齢になりようやく諦めがついた頃、ひとりっ子で良かった面にも目を向くことができ育児を楽しむ余裕が持てるようになりました。

ひとりっ子で良かったこと

好きな事にチャレンジ

経済的に多少ですが余裕はあるので、子供がしたいことや習いたい事はさせることができます。我が子は今まで水泳・英語・ピアノ・公文を習ってきました。

ただ合わないのはすぐ辞めてしまいましたが、経験させることで様々な刺激を受けたので今後も子供が興味を持つことがあれば可能な限り習わせてあげたいと思います。

子供と向き合える

1対1なので、子供に100%の愛情を注げ気を配ることができます。子供もママを独占できるので嬉しそう。兄弟と比較することもないので劣等感を持ちにくく、のびのび自由に育っています。

お出かけや旅行に行きやすい

子供が1人なので予定が立てやすく目的地の選定で兄弟がもめることがないです。旅費も3人分ですむので金銭的にも気軽に旅へ出掛けられます。

世界地図

困ったこと

兄弟がいないのでいつも遊び相手は親

兄弟がいたら、同じ子供同士で遊び相手になるけど、ひとりっ子はいつも親が遊び相手。
まだ幼児の時は親が相手でも十分楽しそうにしていたけど、小学校に入り子供に体力がついてくると年老いた親では物足りなさそう。

また息子は臆病なので、大きな公園に連れて行って楽しそうな大型遊具で遊ぶように促しても、1人では怖がって行けないので親がいつも付き添っていくので大変です。

プールやキャンプに連れていくと兄弟が楽しそうに遊んでいる姿を見ると心底羨ましくなります。

仲良くなったママ友や子供のお友達を誘って一緒に公園やプールにでかける等、同年代と遊べる機会を親が積極的に作ってあげると子供も思い切り遊べるし、ルールも学べて社会性がつきますね。

競争心があまりない

これは個人差や子供の気質もありますが、私の息子は競争心がありません。家に競う相手がいないためか、常におっとりマイペースで自由です。
スポーツでお友達に負けて悔しいといった気持ちがあまりなく、勝つための努力や練習をしないので運動能力が伸びず運動嫌いになってきています。

運動が苦手な子はスポーツ系の習い事をおススメします。幼稚園から始める体操教室やサッカー・プールなどで基礎体力をつけ運動神経が向上すれば自信が持てるので、小学校に入学しても周りに遅れることなく体育の授業を楽しめると思います。

兄弟が欲しいとねだられる

「遊んでくれるお兄ちゃんか弟が欲しい」「可愛い妹が欲しい」と言われると、どんな高いおもちゃを強請られるより困ります。

私はこの時、決して子供に「兄弟がいなくてごめんね」と言わないようにしています。
子供はとても敏感なので、親が謝ってしまうと(自分はかわいそうな子なのかな?)と思い込んで兄弟がいないことにコンプレックスを抱くかもしれないからです。

ママ友ができる機会が少ない?

色々問題の多い「ママ友」ですが、実家が遠い身としては近所にママ友がいたら心強くて楽しいだろうなと思い、息子を家から一番近い3年保育の幼稚園に通わせて、積極的に園の行事に参加し役員までやりましたが3年間ママ友できませんでした。

これは別にひとりっ子ママだからではなく、単にママ友になれるような気の合う方と知り合える良いご縁が無かったからですが、ただ、もし仮に下にも子供がいたら、その学年でまた新しい出会いがあり再度ママ友を作れるチャンスに恵まれますね。

ママ友がいないお蔭で、幼稚園時代トラブルやストレスは無かったので気楽ではありました。また幼稚園ではできなくても小学校や習い事で仲良くなれるママがいるかもしれないですね。

将来が不安の解決策。

一番の悩みは子供の将来です。私は県内に頼りになる親戚や友人が1人もいません。旦那は県内ですが、親戚は少ないので同じ状況です。

もし私たち夫婦が他界したら、息子はひとりぼっち。

息子に将来訪れるかもしれない孤独を考えると胸をえぐられる思いだし、私たちがいなくなった後、親の思い出を一緒に語れる兄弟がいないのはやっぱり寂しいなって思います。

みはちる
みはちる

頼りになる良い友人や恋人ができる事を願うばかりです。

進学や就職、住まいの賃貸契約や病院の入院手続き、これら全て保証人を立てる必要がある今の日本社会って、1人で生きていくことを許してくれない世知辛い世の中ですよね。私たち親が生きていれば対応できるけど、もし両親他界したらどう対応すれば良いのでしょうか?

大人になったら疎遠になりがちな従妹にお願いしてみる。

今はなかなか会うことができない県外に住む息子の従妹達ですが、もう少し成長し成人したら息子の後継人をお願いしようと考えています。

ただ従妹は全員女の子なので、結婚相手によっては遠方に嫁いだり、従妹の配偶者に反対される可能性もあるので、これで安泰ではありません。

貯金をしっかり貯めておく。

将来社会や状況が変わり、これらの不安がお金で解決できる未来がくるかもしれないので、貯金だけはしっかり残しておきます。

早く結婚して家庭を持つことを願う。

一番の理想は、結婚して配偶者と子供を持って幸せな家庭を持つことですよね。
親がしてあげられることは少ないですが、良縁に恵まれるように願いつつ、基本的な生活習慣と恥をかかない程度のマナーを身につけさせようと思っています。

最終的には行政を頼る!

もし、将来どうしても頼る人がいなくて困ったら【行政に頼る】ことを子供には伝えておこうと思います。1人では生きにくい日本ですが、行政は福祉の味方なのできっと解決に導いてくれるはず。

両親がこの世にいなくなって1人になっても生きていけるように、生きる力を育ててあげることも大事ですね。

まとめ

ひとりっ子には「選択ひとりっ子」や2人目を希望してもできなかった等、様々な事情がありますが、前述したようにひとりっ子でも幸せはあるし、ひとりっ子で良かったと思っている人も沢山いると思います。

兄弟はいなくても子供は育つので、与えられた環境の中でそれなりに適応力をつけて、逞しく生きていく子供の力を信じています。

ないものを嘆くより、今ある幸せを大事にする人生の方が有意義で楽しいのですよね。

あまり周りの言葉に惑わされず、自分らしくひとりっ子の育児を楽しむことが子供の幸せにつながるのだと思います。

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