小学生になって将棋に興味を持ち始めた息子。父親と指したりアプリゲームで将棋を楽しんでいますが、同年代と対戦する機会がないためいまいち自分の実力がわからず。
親としても色々な人と実践を交えて学んで欲しいと考え、初心者でも参加できる子供向けの将棋インベントを探してみました。
そこで見つけたのが名古屋市熱田区の熱田神宮で開催される熱田こども将棋大会。
熱田神宮はお宮参りや七五三でお世話になっているなじみの深い神社。まだまだ初心者の息子は大会に参加できるレベルではないかもしれないけど、ご縁を感じ思いきって参加してみることにしました。
そこで今回は子供向けの将棋大会の様子を詳しくレポしていきたいと思います。
将棋大会はどんなものがあるの?
まず子供将棋大会で一番有名なのはテーブルマークこども大会です。各地区で開催されている全国大会になります。
決勝トーナメントまで勝ち進むような子は道場などで腕を磨いているので当然強いのですが、参加条件は将棋を指せる小学生以下(未就学児を含む)なので敷居は高くなく、初心者でも参加できる門戸の広い大会です。
ただ最初から大きい大会に参加すると親も子も緊張してしまいますよね。まずは地方の小さな大会で経験を積んでいくことをおすすめします。
東海地方で将棋大会やイベントを探すのは日本将棋連家東海普及連合会がおすすめ。
愛知・岐阜・三重県で開催される大会の情報が随時更新されているので、とても便利です。
初心者でも大丈夫?
将棋が指せれば経験は問わないとありましたが、初めての参加はやはり不安ですよね。そこで私が息子に教え込んだ3つの事を紹介します。
・将棋の駒の並べ方と動き方の復習。
・成駒の崩し字の読み方。
・得意技をひとつ覚えていく。
将棋のルールとしては最低限の事かもしれませんが、これだけでも覚えていったら当日は特に困ることはありませんでした。
あと気弱な息子なので、もし何か問題があったらすぐ手を挙げて係りの人を呼ぶこと!を約束させました。
【熱田こども将棋大会】概要と参加方法
参加資格・方法
参加資格は将棋のルールがわかる年長以上のお子さん。小学生が多かったけど、年長さんも数人いましたよ。
参加方法は締切日までに往復はがきで必要事項を記入の上応募します。各クラス32名定員で応募者多数の場合は抽選なのでドキドキして結果を待ちました。
会場 | 熱田神宮文化殿講堂(名古屋市熱田区神宮1-1-1) |
参加対象 | 3 クラス、各クラス 32 名 A(小学 2 年生以下) B(小学 3・4 年生) C(小学 5・6 年生) |
参加費 | 1,000 円 |
応募方法 | 往復はがき |
返信ハガキが来たのはクリスマス前の12月23日。気になる結果は当選。嬉しいクリスマスプレゼントとなりました。
ただ当初は抽選予定でしたが、「子供の健全育成を叶えるため全員当選」の運びとなったそうです。折角応募して将棋の特訓していても落選したら残念ですものね。
寛大なご対応に感謝です。
大会レポ
それでは大会当日の様子を紹介します。開催は1月8日。まだまだ初詣の人出も多く、境内や駐車場には色々な露店が並んでいました。
そのため駐車場が縮小され停められる場所が減っています。自動車でお越しの際は時間に余裕を持って出掛けましょう。
開催場所と交通機関
会場は熱田神宮内にある熱田神宮文化殿講堂です。駐車場から歩いて5~10分くらい。
境内はとても広いですが、看板が数か所設置してあるので案内に沿って歩けば迷うことはありません。
こちらの建物が文化殿で中にある講堂が本日の会場です。「宝物館」の看板が目印ですが、当日は将棋大会の看板が玄関横に設置されています。
玄関から中に入ったら係りの方が丁寧に案内してくれました。
会場内の様子です。黄色い上着を着ているのが運営の方々です。
受付方法
最初に受付で出席の確認と参加料1000円を支払うと、参加賞が入った袋がいただけます。そちらで第1局目の席番号を聞いて子供のみテーブルに着席します。
保護者は会場内の四方の壁沿いに椅子が用意してあるので、そこで静かに対局を見守ります。
保護者席は人数分は用意されていないので、早めの席の確保をおすすめします。
暖房はありますが、換気で窓を開けているので防寒必須です。
開会式
10時になったら開会式が始まります。壇上にはプロ棋士の方々が座っていて皆さん一言挨拶がありました。有名なプロ棋士登場に保護者の方が興奮していましたね。
対局のすすめ方
ルールに基づいて対局を始めます。
制限時間 | |
Aクラス | なし |
B・Cクラス | あり(対局時計使用) |
実は、対局時計(チェスクロック)の使用経験が無い息子。教えようにも手元にないので、当日使用方法がわからず困るかもと不安でしたが低学年は対局時計はありませんでした。
各クラスごとにホワイトボードが設置され、対戦表と結果が貼られています。
我が家の息子は一勝一敗で残念ながら予選敗退。午前の部で終了となりました。
決戦トーナメントは午後から、昼食後に同会場で行われます。
結果
我が家は決戦に残ることが出来なかったので、結果を見ることができませんでした。
ただ同日夜に、上記で紹介した日本将棋連家東海普及連合会で上位入賞者が発表されます。結果が気になる方はこちらで確認できます。
参加して良かったこと
初めての将棋大会で、初心者ながらの参加はとても緊張したけどとても楽しい時間でした。
自分の実力がわかる
息子は、試合・自由対局・プロ指導を含め合計5局を経験することができました。同年代で自分より強い相手との対戦や、プロ指導対局で将棋のアドバイスをいただけた事はとても良い刺激になったようです。
今回の大会参加で新しい差し方や考え方を学び成長につながる経験が出来たことは親としても嬉しく思います。
マナーを学べる
まだ子供なので仕方ないことですが、正直マナーの良くない子は何人かいました。ただ対戦相手の不快なマナーを経験することで、お互い気持ちよく勝負することの大切さを学ぶことができたと思います。
番外編 おみやげ公開
受付でいただいた参加賞をご紹介します。
〇非常用吸水バッグ
〇保冷バッグ
〇妙香園の玄米茶
〇和菓子
子供が1番喜んだのは、将棋の「歩」が焼き印されたどらやき。将棋大会用のオリジナルバージョンかな?
とても美味しくて、疲れた脳を癒してくれました。
まとめ
初めて参加した将棋大会は学べることや体験することがおおく、とても有意義で楽しい時間だったようです。運営やプロ棋士の方が親切で、安心して子供をお任せできました。
また来年も腕を磨いて参加させたいと思います。