京都御三家炭屋旅館に子連れで宿泊。子供の食事・アメニティなど感想レポ。

炭屋旅館キャッチ画像 宿泊記

京都で有名な旅館と言えば老舗旅館御三家の俵屋・柊家・炭屋さんです。

…なんて知ったかぶりしてしまいましたが、大人気漫画「きのうなに食べた?」で得た知識でした。

みはちる<br>
みはちる

漫画の主人公シロさんたちが泊まったのは「俵屋」さんの方です。原作をきっかけに興味が沸いて詳細をネットで検索していたら京都三大旅館の存在を知りました。

京都の伝統と歴史を味わえる高級旅館、いつかは泊まってみたいけどそんな余裕どこにも無い。と思っていたけど、親戚から誘われて春休みに小1の息子と親戚と合計5人で炭屋旅館さんに宿泊することが出来ました。

宿泊前にどんな旅館なんだろう?とワクワクしてHPを覗いてみましたが、老舗旅館のためかあまり情報を公開しておらず、その敷居の高さに小学生の子供が泊まって大丈夫なのか?と一抹の不安を感じましたが、結果全然OKでした。

みはちる
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子供慣れしてとても親切な仲居さんたちでした。

ただ、事前にもう少し子連れ宿泊情報があれば安心しただろうなと思うので、今回は小1息子と泊まった炭屋旅館宿泊体験記をお伝えします。

今後お子さんと一緒に泊まることを考えている方の参考になれば幸いです。

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炭屋旅館概要アクセス

HP炭屋旅館
住所京都市中京区麩屋町通三条下ル
TEL075-221-2188
FAX075-221-2267
チェックイン15:00
チェックアウト11:00
アクセス〇JR京都駅よりタクシーで15分
〇地下鉄 烏丸線・御池駅より徒歩約8分 東西線京都市役所前駅より徒歩約6分
〇京阪電車 三条駅より徒歩約10分
〇阪急電車 烏丸駅下車徒歩約10分
〇自動車 最寄りの駐車場へ案内(チェックイン~チェックアウトの間は無料)

みはちる
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俵屋さんや柊家さんと同じく、麩屋町通りに面しています。とても便利な場所にあり観光やお買い物のアクセスは抜群でした。
鴨川が徒歩圏内だったので、子供と一緒に散歩に行ってきましたよ。

外観

京都市内を観光タクシーで回った後、最後に炭屋旅館さんに到着。男性のスタッフさんと仲居さん合計4人から熱烈歓迎を受ける私達。

正面から見たらこじんまりとしたお宿に見えたけど、奥行がしっかりあり2階建てのなかなか広い旅館です。

旅館外観

みはちる
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この間口が狭く奥行が深い造りがいわゆる「うなぎの寝床」と呼ばれる伝統的な京町屋の建物。
京都はいつもホテル泊なので、初めて京町屋造りの旅館に入り感動しました。

そしてこちらのお宿は、お茶室風の様式で数奇屋造りの旅館としても有名です。

数奇屋とは何か?を学びたい方は山下和美先生の「数奇もの!」という漫画をおすすめします。数奇屋建築について詳しく紹介されており、とても勉強になって読み応えの十分の作品です。

旅館の中へ

玄関です。常に打ち水で玄関を清められていました。

旅館玄関

最初に1階のお部屋に案内され、そこでお茶とお菓子をいただき宿帳に記入しました。多分私たちは2部屋予約していたので、各部屋ではなく別室に通されたのだと思います。因みに夕食・朝食もこちらでいただきました。

なぜか赤ちゃん用のベビー椅子が用意されていおり困惑する息子。勿論手違いですが、ベビー用品があるので赤ちゃん連れでも安心ですね。

部屋

一服して落ち着いたらいよいよお泊りするお部屋へ。古きよき日本家屋の細長い廊下を通ります。ちょっと薄暗いけど、趣を残すためあえて照明を落としていると感じました。

廊下
ピンボケすみません。

お部屋

案内されたのは「井筒」と部屋名の客室で創業時からのお部屋。高野槙のお風呂・洋式トイレにリノベーションした新旧混交が素敵なとても居心地の良いお部屋でした。

部屋

床の間です。立派な家具や調度品ですが…、子供がもっと幼かったら壊さないか冷や冷やしたと思います。

床の間

左が金庫・右がお茶セットが入った茶箱です。写真を撮り忘れてしまったけど、ほうじ茶と煎茶の2種類の茶葉がありました。

床の間

縁側から眺めるお庭も素敵。

椅子とテーブル

スリッパがあるので、外にでることも可能です。

庭

昔のお部屋の名残でしょうか?。縁側の奥に手洗い場がありました。

縁側

この洗面台、レトロな形で古く見えますが手入れが行き届いておりお湯も出るのでこちらも改装したのでしょうね。

全てをリノベーションするのではなく、風情のある物は形を変えて雰囲気を残すのは流石です。

洗面台

お風呂・トイレ

洗面台です。タオルが人数分以上用意してあるので助かります。

洗面台

お風呂です。到着後すでに湯が張ってすぐお風呂に入れる準備がしてありました。私たちはすぐ出かけたのでお風呂に入ったのは3時間後くらいでしたが全然湯が冷めてなかったので驚きました。

風呂場

トイレは最新式で近づくとセンサーで蓋があきます。

トイレ

アメニティ

アメニティ

アメニティはPOLA。女性客には小ボトルのアメニティセットがつきます。

アメニティ

・シャンプー
・リンス
・ボディシャンプー

アメニティ

アメニティ

大ボトル
・乳液
・化粧水
・クレンジング

ミニボトルセット
・洗顔
・化粧水
・乳液
・クレンジング

唯一の難点を上げるとしたらこちらのドライヤーです。パワーが弱く、最大温風でもそよ風程度の風しか届かない。

ドライヤー

ロングの女性がこのドライヤーで髪を乾かそうとしたら冗談抜きで1時間はかかると思います。

普段パナソニックの最新式ドライヤーを使用している身としてはなかなか辛い経験でした。

ただ親戚が泊まったお部屋のドライヤーは爆風だったようなので、この部屋だけなのかこのドライヤーが壊れていたのは謎が残りました。

大人用と子供用の部屋着は?

大人は浴衣とナイティの2着。

浴衣

子供用は仲居さんが身長を聞いたあと、ピッタリのサイズの浴衣を持ってきてくれます。

浴衣

せっかく可愛く着付けたのに暴れてすぐに乱れてしまいました。本人はお相撲さんのコスプレと気に入っていました。

浴衣

夕食

夕飯は6時半と7時開始から選べ、私たちは6時半スタート。

懐石料理

ご飯は豆ご飯、白味噌仕立てのあさり汁、お漬物、デザートはフルーツの盛り合わせでした。

お料理は見た目も美しくお味も最高に美味しいので最後まで残さず食べたい。最後の米一粒まで完食したい…のに。

実は私達親子は3時のおやつに鴨川を眺めながらみたらし団子を2本も食べてしまったのです(あとわらび餅も少々)。おやつが想像以上に影響して最後の方は残してしまいました。

みはちる
みはちる

こちらの懐石料理は量がある方だと思います。京都は美味しい甘味処がたくさんあり誘惑も多いのですが、夕食前に空腹を満たすのは絶対NGと痛感。

子供のお食事は?

子供にはお子様ランチでもでてくるのかな?と親子で想像していましたが、大人と全く一緒の料理が出てきました。刺身などはワサビ抜きではありましたけどね。

息子は小1にしてはよく食べるし好き嫌いも無い方なので高級食材に舌鼓を打って満足していましたが、小食だったり大人の味付けが苦手だと少し勿体ないかもしれませんね。

親戚が手配したので子供の予約の詳細は不明でしたが、調べると幼児はお子様ランチ、小学生からは懐石料理を提供のようですね。ただ小学生でも懐石からお子様ランチに変更も可能と書いてあったので気になる方は一度旅館にお問い合わせください。

寝具

食事を終えて部屋に戻るとお布団の準備が整っていました。ベッドのお部屋もあるようですが、寝相の悪い子供と一緒なのでお布団が安心です。

みはちる
みはちる

ふっかふかのお布団で気持ちよく休めました。

寝具

朝食

朝食です。炊き立てのご飯、京都の味噌汁、湯豆腐を後から持ってきてくれました。朝食も最後にデザート(フルーツとゼリー)がつきます。

朝食

朝ごはんもお腹一杯になる量です。特に白米がふっくら甘く最高に美味しくて、コッソリおにぎりにして持って帰りたい!と思いましたがこの日も予定があるので諦めました。

チェックアウト

私と息子は京都鉄道博物館へ向かうために早めにチェックアウト。別行動の親戚は急ぐ予定も無かったのでお抹茶をいただいてからゆっくり出発したそうです。

みはちる
みはちる

茶道で有名な炭屋旅館で抹茶体験できて羨ましいです。

旅立ち際にもお菓子を貰ったり、徒歩で駅まで歩く私達親子を角で曲がるまで見送ってくださり、お別れが名残惜しくなる程でした。

まとめ

若い時はホテルが気楽でしたが、年を重ねるにつれホテルとは異なる魅力があり和の風情を楽しめる旅館のサービスとお料理に惹かれるようになりました。

今回我が人生に縁無しだったはずの高級旅館に運よくお世話になることができ本当にラッキー。息子と共に良い経験ができ思い出になりました。

炭屋旅館は、立地・お部屋・接客・お料理全て最高の素敵な宿だったので、今度は自力で泊まれるように頑張ります。

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